住宅購入時に頭金って入れた方がいいの?頭金の代わりに賢く資産運用できたら!?

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森次です。

住宅購入時に頭金を入れた方が良いのかどうかという議論があります。
去年までは住宅ローン控除が1%だったのに、今年から0.7%に引き下がり、
なるべく借金はしない方が良いのでは、という考えもあるのではないでしょうか。

さらに、フラット35という35年間固定金利の住宅ローンの場合、
住宅価格の9割しかローンを組めず、全額ローンを組もうとすると金利がアップします。

ある金融機関を例に出すと、
5000万円の家をフルローンすると金利1.61%に対して、
頭金500万円を入れて4500万円でローンを組むと金利1.35%となり、
金利軽減は0・26%です。

このローンの総払込料の差、
つまり頭金を入れることによる金利軽減のメリットは、約395万円です。
これだけ聞くとかなりのメリットだと思うので、頭金を準備する方が多いように思います。
確かに住宅費だけで考えるとそうなのですが、本日は違った考え方をご紹介します。

 

例えば、
5000万円の家をフルローン。
頭金に入れる予定の500万円を、資産運用します。

仮に35年間5%で運用されたら、
500万円が35年後にいくらになっていると思いますか?

約2758万円です。
元金を抜いた利益は、約2258万円です。
仮に3%だったとしても907万円の利益です。

どこでも買える最も定番的な世界株式インデックスファンドという投資信託の
過去50年間の平均利回りは約6~7%ですから、
この5%は決して無理な数字ではありません。
むしろ過去の実績から考えたら、もっと良いパフォーマンスを期待できる
投資信託はたくさんあると考えます。

今年度から高校の授業で、金融教育が始まっています。
その中で投信信託についても学ぶようです。
世界では最も安全な資産と言われていたり、我々の年金のほとんどは投資信託で
運用されていたり、iDeCo、確定拠出年金や、つみたてNISAなど、
我々の生活とは切っても切り離せなくなりつつある投資信託。
この最も有効な活用法は、長期保有です。

上記の世界株式インデックスファンドに20年間積立投資したら、
過去のどの時期を切り取ってもマイナスになっていないというデータがあります。
つまり、時間を使えるのであれば、
投資信託を保有する資産運用術はとても有効な手段だと言えます。

そして時間を使った金融資産の代表者が、住宅ローンです。
もちろん、これは借金ですから、負の資産です。
ただ、長期間保有する借金だからこそ、長期間運用する投資信託と、
とても相性が良いのです。

住宅購入を考える時、同時に資産運用も考えることが、
より賢く住宅購入する上で必要です。
さらに言うと、団信による生命保険の見直しや火災保険、住宅ローンなど、
それらも含めたより広い視野で家計全体を見ていく事が大切です。

弊社では、住宅購入、資産運用、生命保険、火災保険、住宅ローン、
これらを総合的に中立な立場のFP(ファイナンシャルプランナー)が
ライフプランに基づき、プランニングさせて頂いております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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