12月5日(火)の赤maru! – FM大阪 85.1 (fmosaka.net)
大阪・なんばにあります「FM大阪」から生放送でお送りする『赤maru』
この番組は「赤松悠実」さんが日替わりの芸人さんを相方に、
おもろいこと、へぇ~!ということ、美味しい!うれしいことからニュースまで!
火曜日の相方は「モンスターエンジン」!!
2時半ごろから
『maruっとmaruごと家の買い方ラボ』
夢のマイホームを手に入れるまでの様々な疑問、質問を
火曜日メンバーと一緒に学んでいくこのコーナー。
今週はファイナンシャルプランナーもりつぐ先生の出演ありました!!
この日のトークテーマは
おうちのマネー講座:
『源泉徴収票の見方』
会社員の方ならば、年末、この時期に必ず言われる【年末調整】
分かっているようで、よく分からないこの部分を解説しました。
そもそも年末調整って何?
・自営業=確定申告
・会社員=年末調整
本来は全員「確定申告」が必要なんですが、
会社員の方は会社が代わりにまとめてしてくれるので「確定申告」をする必要がありません。
が、しかし!
年間の所得税を予め”みなし”で計算して毎月のお給料が天引きするシステムのため、
実際の所得税と”みなし”所得税にズレが発生することがあります。
そういったズレの調整を行うのが【年末調整】です。
また、【年末調整】を行うタイミングで、
・生命保険料
・地震保険料 など
国が「税金をかけません」と定めたものに対して、
キチンと申請をすると控除してくれます。
控除分など全てを差し引いたものを、12月のお給料と一緒に還付してくれるのが、
『年末調整』
この『年末調整』が終わると、
キチンとした「所得」やどれだけ「所得税」を納めたか、などが全て出てきます。
これが『源泉徴収票』です。
※自営業の方の『確定申告書』とほぼ同じ内容です。
源泉徴収票の見方
①【支払金額】=収入
会社が支払った金額(何も引かれていない額面というやつ)
この収入に対して社会保障費は決定しています。
②【給与所得控除後の金額】=いわゆる所得
自営業の場合は経費を使えますが、会社員の方は使えません。
代わりにまとめて「給与所得控除(=みなし経費)」というものがあります。
これは給料の金額に合わせて決まっています。
③【所得控除の額の合計額】=私的控除
人にはそれぞれ違った控除(私的控除)があります。
・配偶者を養っている=配偶者控除
・子どもを養っている=扶養控除
・生命保険に入っている=生命保険料控除 などなど
実は、、、
課税される額(課税額)は載っていません!
自分で引き算をして確認する必要があります。
あえて分かりにくくしているのか?と疑いたくなるほどややこしいですが
計算式は以下の通りです。ご自分で確認してみてください。
【給与所得控除後の金額】ー【所得控除の額の合計額】=【課税額】
④【源泉徴収税額】=課税されて引かれた所得税
1年間で自分が支払った所得税の合計額が書かれてあります。
たまに、ここがゼロになっている人や、
毎月給与天引きされている所得税の合計と比べて極端に少ない人がいます。
その場合は、その下の⑤に金額が書かれていないか確認してください。
大体は『住宅ローン控除』を利用している方々です。
⑤【住宅借入金等特別控除】=住宅ローン控除で還付された額
住宅ローンを組んでいる人はここに還付される金額が出てきます。
「源泉徴収税額」から還付されるので、
・源泉徴収税額=0円
・住宅借入金等特別控除=10万円
と記載されていれば、
「本来は所得税が10万円あったけれど、その10万円が丸々住宅ローン控除で返ってきた」
というパターンの人です。
源泉徴収票の見方が分かると、所得控除を使えるいiDeCoで、
自分はどれだけお得になったのか?が確認できたりします。
税金対策や確定申告の流れから『ふるさと納税』について解説して欲しいと
リクエストが出ましたので、近いうちにそちらも解説していきます!
あかまるの家ラボコーナーでは、
ファイナンシャルプランナーもりつぐ先生が
誰にでもわかりやすくお金のことを教えてくれるので、
楽しくお勉強ができて、とってもオススメです!
より詳しいお話はラジオのトークでご確認ください。
※radikoなら、1週間以内はタイムフリーで視聴可能です。
2023/12/05/火 14:00-15:51 | 赤maru | FM大阪 | radiko
※もりつぐ先生の出演は14時39分ごろからです。
もりつぐ先生の会社【株式会社人生のミカタ】では
担当のファイナンシャルプランナーが皆さまそれぞれの状況に合わせて
ライフプランを作成し、資産運用のアドバイスをさせていただいております。
気になる方はぜひ、お問い合わせくださいね!
来週のテーマは『年末調整 130万円の壁』です。お楽しみに!!!