『2024年は心の時代』

こんにちは。ファイナンシャル プランナーの森次です。

あけましておめでとうございます。
2024年が皆様にとって健康で充実した一年になることをお祈りいたします。

さて、2024年はいったいどんな一年になるのでしょうか。

新NISAがスタートし、投資をすることが当たり前になる一方で、経験値が伴っていないことで、誰もが簡単でわかりやすい「答え」に飛びついてしまい、よくわからず納得感もないままとりあえず始めているのが現状です。

例えば分かりやすいのがインデックスファンドの全世界株やS&P500の爆流行りでしょう。
よくわからないけどとりあえずお金が増えてくれたらいいというニーズを満たす程度にはよく出来た仕組みですし、決して否定はしませんが、果たしてそれで本当に豊かになれるのでしょうか。
仮に金融資産が1000万円あれば豊かですか?2000万円でしょうか?
いくら保有していても、それがどのようにして増えていくのかという根拠をちゃんと理解しているからこそ安心できるのではないでしょうか?
よくわからずに増えた資産は恐らくこの先「減る」恐怖の方が増大するように思えます。
実際に2008年リーマンショック時にアメリカでは、投資経験がそこそこあるにもかかわらず、目的もなく担当のいない投資信託の8割が売却されてしまいました。

ユーチューバーなどの影響で、一般的に人気のあるインデックスファンドは、世界の企業の株を時価総額の高いものから順に約3000社組み入れます。
時価総額の高いもの順に沢山の口数を買い込むこの手法は、良いようにいうと、コンピュータのプログラムで行うので人件費がかからないぶん手数料が安く抑えられますし、世界経済の平均値を買う事が出来ます。

一方で、コモデティ化された無機質なただの過去の数字の羅列なので本来の投資の価値は伝わりにくく納得感は薄くなる可能性があります。
例えば、昨今のインデックスファンドの組み入れ企業を見ていると、この数年で時価総額が何十倍に膨れ上がっている超割高な企業を沢山組み入れています。

軍事産業です。
ミサイルや核兵器を生産している企業の時価総額も、この数年はウクライナ戦争の影響などで急激に高くなっています。
自分のお金がそういった企業に使われていることにも、コモデティ化されたインデックスファンドを保有していたら気づくことはありません。
 
 

そしてこの話には2つのポイントがあります。
 

POINT ①

本来投資というのは、自分のお金を世界のどこに役立てて成長させるのかを考える行為なのですが、インデックスファンドからはこの考えが丸々抜け落ちてしまうということです。

一方で、まともなアクティブファンドは軍事産業には投資をしませんし、納得感のある形で、なぜその企業の株を組み入れるのかという説明が、実際に企業訪問をしているファンドマネージャーからあります。

例えば、ダイキンという企業をご存じでしょうか。
この企業がどれだけ発展途上国の労働者の命を守っているか。
インドでは日本ほどインフラがしっかりしておらず電力供給も不安定で空気も汚いので、業務用のクーラーはすぐに故障してしまいます。
でも昨今の温暖化で、業務用クーラーが止まってしまうと死人がでてしまう可能性もあるのです。
そんな劣悪環境の中でも安定した業務用クーラーを動かし続けられる技術は世界でダイキンだけが持っています。
今後はアジアやアフリカ地域という人口が増加する温暖な発展途上国にはなくてはならない企業です。
このような理由でこんな素晴らしい企業に自分のお金が使われて、結果としてダイキンという企業が世界中から価値あると思われ、そのぶん株価が上がり、自分の投資信託の価値も上がっていくというところまでわかればどうでしょう?

弊社が推奨する投資信託の一つはこのような素晴らしい日本の企業にもしっかりと投資をして、結果として手数料を差し引いても10%以上の年平均利回りを20年以上キープしています。
当然、S&P500や全世界株のインデックスファンドよりも、手数料を差し引いても圧倒的に高い利回りです。
 
 

POINT ②

インデックスファンドというのは割高で買わされてしまう可能性があるという事です。
たまたまこの10年はインデックスファンドに有利な世界情勢でしたが、昨今の戦争でミサイルが売れるから時価総額が高くなっている企業を割高な価格で大量に組み入れることに価値はないですよね?

そして、これからは世界的なインフレ経済に突入します。モノの値段が上がるということは、価格決定力のある企業だけが残り、値段を上げる力のない企業は競争に負けてしまいます。

つまり企業は二極化していきます。

ちゃんと価値のある企業を選定して組み入れないと、すべてを買ってしまえば当然ダメな企業も沢山買わなければいけないのです。

つまり、インフレ時代において、インデックスファンドは今までのような利回りは出しにくくなります。

 

最後に弊社の推奨ファンドの日本企業だけを抜粋した過去の利回りを、全世界株インデックスファンドと比較したグラフを掲載しておきます。

何のために投資をするのか。投資の価値とは何なのか。

どこに納得感と安心感を求めるのか。その結果としてしっかりと投資のリターンも得る。

ただの数字ではなく、もっと深い部分で投資の本質が求められる時代。2024年は心の豊かさが必要になる年になると思います。
弊社でもお客様の心のケアを中心に、NISA開設者、保険のご契約者、それぞれ別のサービスをスタートさせていきます。
今月の運用報告会では、両方のお客様に向けて行いますが、今後はそれぞれ別日で行っていく予定です。
 
 
 


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