2025年をこう生きる!

こんにちは。ファイナンシャル プランナーの森次です。

本年度も大変お世話になりました。 2024年もいよいよ終わろうとしてます。 
本日は2025年がどういう年になるのか、2024年の総括も含めて書かせて頂きます。
 

2025年問題とは?

2025年問題とは、日本の人口の約4人に1人が後期高齢者(75歳以上)となり、超高齢化社会を迎えることでサービスを受ける人の数は変わらないどころか医療や介護といった一定の分野においては増えていくのに、それを支える労働力が今後さらに不足していく事で起きる問題です。 
 

具体的には、医療や介護のニーズが今後もっと高まるが、医療従事者や介護従事者が今後ますます不足していく事でサービスの低下に繋がることや、社会保障費が増大し不足することが懸念されています。
 
 

日本は安い!?

現在は人手不足の分野において移民の方々が支えてくれていますが、今後は減少していくと言われています。というのも、先進国の中で日本が安い国だからです。去年アメリカ圏へ旅行に行った時、サーティワンのアイスクリームがワンスクープ約1000円、一風堂のラーメンがチップと税を入れて約3000円でした。
 

大体日本の約3倍です。
オーストラリアの最低時給は1H/約2500円、シドニーだと1H/約3000円を超えているようです。こちらも約3倍です。
 

この状況で今までどおりに、移民の方々は日本を選ぶでしょうか?
アジアの方ならシンガポールやオーストラリアに行きたくなりませんか?
 

治安の良さや、清潔さ、ご飯の美味しさや、日本の文化、日本人の想いやりある優しさや他宗教を受け入れる寛容さなど、まだまだ日本には魅力が沢山あるので、今すぐに移民がいなくなるという事はなさそうですが、物価の安さが今後逆風になることは間違いなさそうですので、人手不足がさらに悪化する可能性があります。
 
 

世界的な物価上昇時代

また、食品、資源、エネルギーなど、日本は輸入品に頼って生活をしている国なので、海外の物価が日本よりも高いという事は、輸入品の値段が上がっていくという事です。
数年前まで10万円前後だったiPhoneが現在20万円近くするのがその最たるわかりやすい例じゃないでしょうか。
少子高齢化や移民不足による人手不足は人件費の高騰を招きますし、人手不足はサービスを供給する力を低下させ、結果として需要と供給のバランスは崩れ、そのサービスの価格上昇に繋がります。
コロナ禍のマスクの値段がまさにこれに当たります。
 

 

物価上昇時代の歩き方

では、物価上昇時代をどのように生き抜いていけばよいのでしょうか。

決して物価上昇が悪いことではないのですが、損する資産があります。

その代表が現預金です。
例えば皆様が毎月20万円の生活をしていたとして、現在の約3.2%の物価上昇が続けば、同じモノを買って同じ生活をしようとしても21年後には倍の約40万必要になります。

でも銀行に預けてある20万円にはほとんど利息が付きませんよね。

つまり、物価上昇時代において、預貯金はただただ減っていっています。

正確には物価上昇に金利が追いついていないので買えるものが少なくなっているのです。

なので、例えば学費や老後といった、時間を使って未来への仕送りをしながら資産形成したい資産は、投資に回さなければいけません。

これが政府がずっと言い続けている「貯蓄から投資へ」の所以です。
 

国民総投資時代到来!

2024年満を持して新NISA制度がスタートしました。
恐らくこのペースでいけば2025年にはNISA口座を開設している方が当たり前になるでしょう。
一方で、金融リテラシーはどうかと言うと、ほとんど変わっていません。
つまり、よくわからないけど、みんなやっているから始めましたという方がほとんどです。

その証拠に、NISA口座で運用している人の8割が同じ商品を保有しています。
これには金融庁も警告を鳴らして、〇〇ショックのような未曽有の経済危機が久しく来ていませんが、いつかは必ずやってきます。
その時にNISA口座で投資を始めた方々がどうなるのか。
パニックにならないように今から準備が必要です。
 
 

まとめ

では、どのような準備が必要なのか。

それは投資が自己責任だという原理原則に立ち返ることです。
自分の頭で考え、自分の価値観に従って自己選択しながら進んでいく、『自分軸投資』。

2025年度はこのニュースレターでも、皆様の金融リテラシー向上に寄与できるよう『自分軸投資』を伝えていきます。

より安心した生活を手に入れられるよう、より納得感と手触り感のある投資の本質を理解していただき、自らの意思で未来を切り開いていってください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
良いお年を迎えください。

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