これから必要なお子様の金融教育

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの森次です。

今回は住宅とは少し離れますが、子育て世代の方にとっては重要な課題である
お子様にどのようにお金を伝えていくのというお話です。

日本金融リテラシーは世界の中で38位というデータがあり、
これは先進国の中ではかなり下位クラスです。
生きていく上で必要なお金の教養を持っている人が圧倒的に少ないので、
当然、所得の伸びも資産の増加も先進国の中では下位クラスです。

その大きな理由は、学校でお金について学んでこなかったからです。
わざわざ学ばなくても高度経済成長期やバブル期のような右肩上がりの時は
問題ありませんでした。
なんならお金の話をするだけで、よくないものだというイメージを持たれたぐらいです。
しかし現代のように、低金利で長生き、かつ老後の生活費を年金だけでは賄いきれない
とされる時代においては、そういうわけにいきません。
自助努力をより賢く無駄なく行っていく必要があるのです。

そんな背景を受けて、いよいよ今年から高校で金融教育が始まります。
投資信託やライフプランなど、現代において必要だとされるお金の知識を
学校で学べるのは大きな進歩だと言えます。
ただ、理想は小学校で教えてほしいというのが筆者の考えです。
というのも、10歳ぐらいまでの間に、生涯のお金の価値観の9割が決まると
言われているからです。
お金をポジティブにとらえるかネガティブにとらえるかの価値観のほとんどが、
10歳までに形成されるのです。
しかし残念ながら未だに小学校でお金について教えることはありません。
つまり、今ご家庭でお子さまに向けて、どのような金融教育を行っているかが、
子供たちの成長にとってかけがえのない財産になるのです。

もちろん、本を読まない親がいくら子供に伝えても子供は積極的に本を読みません。
逆に本が大好きでしょっちゅう本を読んでいる親を持つ子供は、ほっておいても
自然と本を読むようになるそうです。
親がお金に強くなり上手く付き合っていく背中を見せることが最も簡単な
金融教育なのです。

その上で、お金を子供たちにどのように教えていったら良いのかというと、
それは「価値」を教えていく事です。

電子マネー、仮想通貨、クレジットカードなど、現代においてお金はどんどん
見えない化し多様化しています。
お金はモノではなく価値なのだという教え方が必要です。
とは言っても、我々もお金の事なんて学んでいないので、その価値を
どのように教えればよいのかわかりませんよね。

弊社が運営するキッズマネースクールというイベントは、
親子でお金について学ぶ2時間の体験型プログラムです。
お買い物ごっとや仕事を通じて、お金は「ありがとう」と交換する
「価値」なのだと教えています。

5月8日、15日には、和泉市にある和泉シティプラザで開催も決定しています。
入場無料ですのでご興味がある方は是非ホームページを覗いてみてください。
大人気のイベントなので満席の際はご了承ください。
早めのご予約をお勧めいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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